センサー付き首輪やAI搭載アプリで、愛犬・愛猫の気持ちが理解できるようになった! しかし、そこに表示される「動物の気持ち」が、実は人間にとって都合がいい解釈の押し付けだったら……? 哲学・概念工学を専門とする鹿野祐介氏が、動物の感情推定技術の現在地、さらには「動物の感情を理解するとはどういうことか?」といった根源的な問いを考える。(全4回)
動物の感情推定のELSI(全4回)
- 【第1回】AIでペットの気持ちが本当にわかるのか? 哲学者が考える「根本的な問い」とは
- 【第2回】注目の「家畜の感情を測る首輪」は、誰のための技術なのか?
- 【第3回】鳴き声を解析して「幸せ!」と表示、本当に「動物の感情を理解した」と言えるのか?
- 【第4回】犬や猫にもプライバシーはある? 人と動物の関係を問い直す「意外な問題」
鹿野祐介
大阪大学COデザインセンター特任講師。東北大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。同大学社会技術共創研究センター(ELSIセンター)を兼担。専門は哲学/概念工学。ELSIセンターでは、責任ある研究開発に関する実践研究とELSI人材の育成開発に取り組んでいる。共編著に『ELSI入門』(丸善出版, 2025)、訳書に『デジタルテクノロジーと時間哲学』(丸善出版, 2024)などがある。プロフィール詳細