つくって寝かせて、時間がおいしくしてくれる「保存食」

夏椿の白い花が咲いていることに気づいて、うれしく思う今日この頃です。

さて、6月に入った途端、季節のお楽しみが続々と。

この季節だけにしかない自然の恵みを暮らしに取り入れることが好きで、今月は何かしら手を動かして仕込んでいるような。季節は待ってはくれないですからね。すきま時間を見つけては、せっせと仕込みます。

わたしがこの季節に毎年仕込んでいるのは、
・どくだみエキス
・山椒の実のハチミツ漬け
・梅干し&梅酒   等々。

ということで今回は、6月の手仕事いろいろをご紹介させてくださいね。

手を動かして仕込んでいると、「ありがとう」という気持ちが自ずと湧いてくるのですよね。自然の恵みは感謝の源かもしれません。

まずは

どくだみエキス

薬草ならではの茶褐色の色みも好き。

気づくと、どこもかしこもどくだみの白い花で溢れている6月。ここにもある、あそこにも。と、どくだみの生命力の強さを感じずにはいられません。

そのどくだみで天然のエキスを作るのが毎年のお楽しみです。

虫刺されや、小さな傷なんかにこのエキスを塗ると、スーッとして心地よいし、優しく傷を癒してくれるので、年中お世話になっています。

自然からの恵みをギュッと濃縮させます。

作りかたはとっても簡単。

作りかた

1.どくだみの花をたっぷり摘む。
2.瓶に花を入れ、アルコールを注ぐ(わたしはいつもウォッカで)。

MEMO
あとは、ひたすら熟成を待つだけ。数ヶ月でエキスとして使えるようですが、わたしは一年熟成をさせてから使っています。

なので、毎年この季節に、前年に仕込んだものを開封する、というルーティンです。

いつも前年の瓶の蓋を開けるときは、タイムカプセルをオープンするような気持ち。パカっと開けて鼻をくんくん近づけると、薬草酒のような心地いい香りがしてきて、できた〜! と、完成の喜びです。

仕込みかたは色々あって、どくだみを洗って乾かして仕込む方法もあるのですが、わたしは洗わずに、いつもこの手軽な方法です。

実山椒のハチミツ漬け

山椒の実をハチミツに漬けるだけで風味豊かな爽やかなシロップができる。

数年前にふらりと立ち寄った山のカフェで飲んだ「山椒茶」。

山椒茶というメニュー名に惹かれてオーダーしたのですが、これが、山椒の実をハチミツ漬けしたものを水で割ったドリンクだったのです。

身体の細胞にまで行きわたる感じなんです。

秋のはじめで残暑の頃、まだまだ暑かったのですが、優しく身体に沁みていくその山椒茶が忘れられなくて……。

翌年の初夏、早速わが家でも仕込んだのでした。

これも作りかたはいたってシンプル。...