木曜日担当の編集です。
表題のドラマがNetflixで配信中ですが見ておらず…今回紹介するのは、現在公開中の『旅立ちのラストダンス』という香港映画です。
本国でのタイトルは『破・地獄』。この「破地獄」とは、葬式で行われる道教の儀式で、地獄の門を破ることで死者を救うとされているそうです。
物語はコロナ禍の不況により葬儀業者に転職したウエディングプランナーのトウサンと、伝統を重んじる「葬儀道士」が、ぶつかりながらも親交を深めていくというもの。
昨年日本でヒットした『トワイライト・ウォリアーズ 決戦! 九龍城砦』(表題:九龍城寨之圍城)よりも、本国では興行収入があったということで、ずっと気になっていたのですが、めでたく公開されました。
日本でも『おくりびと』や『ほどなく、お別れです』にまつわる葬儀をテーマにする映画がありますが、『旅立ちのラストダンス』は伝統の違いからハマれるかな…と思ったものの、とても面白かったです。
道士の家庭問題、香港の出産事情など、その国ならではの事情もありつつ、葬儀の先にある生と死、伝統と現在は、国を超えた問題なんだと思いました。
ネタバレになってしまうかもしれませんが、トウサンの言葉に「現世も地獄」というセリフがあります。死んだら地獄におちるどころか、生きるのも地獄なんだ…と思ったら、逆に気が軽くなりました。そして何より「破地獄」の場面がとてもかっこいいです。
決して深刻すぎずに見られる映画ですので、機会があればぜひご覧になってみてください。