家の窓から見える木々も、ほんのり芽吹いて淡い黄緑色になってきました。
田んぼに水が張られていたり、道端のセリの背丈があっという間に伸びていたり、春の空気に心が明るくなりますね。
待ち焦がれた春を存分に楽しみたい今日この頃です。
春の芽吹きとともに思い出す、hibi hibiのはじまり
さて、4月といえば、わたしにとっては大きなきっかけがあった季節。
なんといっても、YouTubeの「hibi hibi」を始めたのが7年前の4月だったのです。あれからたくさんのご縁に恵まれて“今”があることは本当に奇跡だし、感謝しかありません。
暮らしが大好きで、誰かと共有できたらうれしいなとドキドキしつつ初投稿した日。
3分くらいの小さなvlogでしたが、「わたしの住む金沢での暮らしはこんな感じですよ〜」とボールをエイっと世界に投げてみた感じでした。
vlogの内容は、家の中を整えたり、市民農園で畑をしたり、近くの山で山菜をとったり、たまに金沢の街にお出かけしたりと、そもそもの大前提はここでの暮らしが好きだからvlogにしたのだよね、とあらためて思います。
そんなわけで、今回は“わたしの好きな金沢暮らし”についてお話しさせてください。
「ここに住みたい」と思った、はじめての金沢の景色
日本中、いや世界中、どこに暮らしていたとしても、住めば都。自分の街が最高って思えることって素晴らしいですよね。
わたしは関西の出身なので、こちらの文化に触れたのは結婚後に住むようになってから。夫の出身が石川県だったので、金沢へ連れて行ってもらったのですが、はじめて街を見た時、「ここに住みたい!」と直感がフッと降りてきたのです。
ともかく街の印象がとても良かったのでした。
遠くに山々が見えていて、なんだか落ち着くなあと思えたこと、街中に流れる犀川と浅野川という川の景色が美しくて感銘を受けたこと、あとはのんびりした雰囲気が住みやすそうで……、気づいたら金沢へ引っ越すことになっていました。
金沢で物件を探そうとなったとき、実はわたしの住みたい場所の希望は街中の川の近くでした。川のほとりに気軽に散歩に行けたらいいなあ、なんて夢を膨らませていたのです。
けれども、なかなかいい出会いがなく、実際に住むことになったのは丘の上。
でも、住んでみるとこれぞ “住めば都”で、遠くには日本海が見えたり、木々が近くにあるので木漏れ日の美しさを味わえたりと、新鮮な喜びがあり、すぐにここが好きになりました。
医王山と回復の時間
それと、ないことから得たもの。
わたしの住む場所は近所にお店がほとんどない地域なのですが、その代わり山が近くにあるので、そこでお茶をしながらのんびりする、という楽しさを知ったのです。
山が近くにあることで自然を身近に感じられるようになり、心が休まるなあとしみじみ。
ちなみに、初投稿の「hibi hibi」の動画にも登場している高原があるのですが、その山は金沢の医王山という山の一部。わたしの大好きな場所で、ここへ行けば、時間に追われてちょっと疲れている……、なんてときでも心身が回復できます。
そこに身を置くだけでも心が休まるのですが、さらにカメラで写真や動画を撮ると、もう楽しくて楽しくて。夢中で可愛い植物を探しながら山をうろうろと徘徊してしまいます。わたしにとって“今ここ”に心を置くことができる場所なのです。
自分にとっての回復方法を持っているというのは、安心というか、人生のお守りみたいなものですね。それを金沢にきて偶然にも知ることができて本当によかったと心から思います。
音楽と食のご褒美
と、山に近い暮らしをしていますが、たまには街中にも行きます。
よく行くのが金沢駅の近くにある「石川県立音楽堂」。
ここには定期的にクラシックのコンサートを聴きに行くのですが、やはりホールで聴く生の音色は贅沢そのもの。ちょっとしたご褒美気分を味わえます。
オーケストラやピアノなんかの楽器の音を浴びる時間は、心地よくて幸福に包まれるし、純粋に音楽って素晴らしいなあと沁み入りますね。
それと、会場が“和”になっているあの空気。演奏する方とそれを聴く方の意識がひとつになっているというか、会場の一体感に浸るのも楽しみのひとつです。
わたしはピアノの音色が好きなので、ピアノ協奏曲で気になるものがあるとチケットをとることが多いです。
音楽の他には、大好きな食も。
日本酒のイベントや日本酒の会があると、いそいそと街へ出かけます。
実は、いつも参加している日本酒の会があって。
以前もこちらの質問コーナーで少し話題にした金沢の尾山町にある季節料理のレストラン「Meal」さんで開催される、お料理と日本酒を味わう会。通称「春心の会」です。
