東京芸術劇場プレイハウスで、舞台『るつぼ The Crucible』を観てきました。
この作品は、17世紀のマサチューセッツ州セイラムで起こった魔女裁判を描いた、劇作家アーサー・ミラーの代表作のひとつ。
上演時間は休憩含む3時間半、登場人物が多く入り組んだ話で、途中は少し疲れてしまうところもあったのですが、物語が進むにつれて緊張感が増していって鑑賞後はかなり満足感がありました。
元V6リーダーの坂本昌行さん演じる主人公ジョン・プロクターは、無骨だけれどなんだかかっこよすぎて最初は「本当に農夫……?」という印象だったのですが、再終幕で大きな選択をするプロクターの弱弱しくもヒロイックな姿は、このかっこよさがあってこそだと思いました。
また、時計や天球図のような丸い形の舞台美術もとても印象的。登場人物の立ち位置や背景に登ってくる月や太陽のような光のことも、色々と考えたくなります。
ちなみに物語の前半、一度の不倫を反省するものの妻の信頼を取り戻せないプロクターを見ていて、「シンクロナスの『夫婦リカバリー相談室』に相談してみたらいいのに」と一瞬心によぎったことを告白します。
(編集・谷本)

