鹿児島とのご縁

11月のはじめ、鹿児島へ行ってきました。目的はお墓参りだったのですが、いつもと違う土地に足を踏み入れるのは、新鮮な気持ちになり、心が開けますね。

普段は北陸・石川県で暮らしているので、鹿児島空港に降りたった瞬間、「南国に来た〜!」と、まずは空気の違いに感動。

ダウンジャケットを着て行ったのですが、鹿児島では半袖の人もいるくらい気温が高く、もうそこからして楽しい。街路樹がソテツ(ヤシの木のような)なのも、グッときます。

実は、わたしの母が鹿児島生まれということで、わたしにも鹿児島の血が入っているのです。住んだことはないけれど、方言は子どもの頃に母から少し聞かされていました。「じゃっどん」や「よかおごじょ」とか、言っていたような(じゃっどんは“しかし”、よかおごじょは“美人”)。

わたしが子どもの頃は、家が転勤族だったため、家族で地方を転々としていたのですが、兵庫県が一番長く住んだ土地。なので、わたし自身、なんとなく関西の風味を帯びているかもしれません。けれども、わたしの中には、遠く離れた南国の血も入っているんですよねえ。

それがなんだか不思議でうれしいなあと、歳を重ねるほどに思うようになりました。

鹿児島県では、方言で鹿児島のことを「かごんま」というらしいですね。もうこの響きも大好きです。

あ、旅のメンバーの紹介が遅くなりましたが、今回は、母、祖母、わたしの夫、わたし、の4人でお墓参りを。昔から母と祖母は2年に1回くらいのペースでお墓参りに行っていたのですが、最近は祖母が車椅子でしか移動できなくなり、母だけでは大変、ということでわが家もお助け隊で同行するようになりました。

夫は生粋の石川県人なのですが、縁もゆかりもない鹿児島へ行くたび、本当にうれしそう。祖母の車椅子を押しながら、楽しそうに鹿児島を見てまわっています。

それに、なんと言っても、わが家は焼酎が大好き。「え、日本酒じゃないの?」と思いましたか? それが、日本酒にハマる前は、焼酎にハマっていたのです。

きっかけは義母が屋久島へ行ったときのお土産で「三岳」という焼酎を買ってきてくれたこと。それまでワイン派だったのに、「三岳」に出会って、焼酎の美味しさに目覚めてしまったのです。

そんなこんなで、焼酎天国の鹿児島へ足を踏み入れたら、日本酒はそっとポケットにしまって、ありがたく焼酎を味わいます。

ちなみに、母も祖母も焼酎好き。鹿児島旅行の夜は皆で乾杯できることが、何よりも平和を感じることかもしれません。健康でいられるからこそ、皆で鹿児島という土地で焼酎を味わえるのですから。

焼酎と郷土料理の夜に広がる、ささやかな幸せ

ところで、鹿児島旅で必ず泊まる宿があります。...