木曜日担当の編集です。
表題の通り、シンクロナスブックスより倉本一宏先生の『続 平安貴族列伝』が12月17日に発売されます!
こちらは、昨年5月に出た『平安貴族列伝』の続編で、JBpressで連載していた「平安貴族列伝」の後半に、書き下ろし2編を加えたものになります。
今回は帯文を作家の澤田瞳子先生にお願いしました!
『平安貴族列伝』で扱った『日本後紀』『続日本後紀』につづき、『続 平安貴族列伝』では、六国史の五番目の『日本文徳天皇実録』と六番目の『日本三代実録』に載せられた薨卒伝から、藤原氏などの有名貴族からあまり知られていない人物まで印象深い人々を厳選。現代語訳や系図を示し、経歴や時代背景を含めて、わかりやすく解説しています。
倉本先生が時代考証を担当した大河ドラマ「光る君へ」で、平安貴族の解像度がだいぶ上がったことと思います。ドラマにも登場した藤原道長をはじめ有名な貴族は、出世はしたものの、果たして「幸せ」だったのか?
この本に出てくる貴族たちは、決して有名ではありません。能力はあっても出自のせいで出世できなかったり、逆に良家に生まれても趣味や好きなことに夢中になったり……むしろ想像しやすく、身近に感じることができます。
今回は藤原家をはじめ、医療技術や絵画、琵琶、琴など芸術に秀でた官人も登場します。
シンクロナスでも続報を掲載できればと思います。ぜひご期待ください。
