おうち居酒屋が今日も開店

やってきました、ほろ酔いの回。はい、シンプルにうれしいです。
なぜならわたしは日本酒をこの上なく愛しているから。

まず、日本酒の好きなところは、お料理をさらに美味しくしてくれること。絶対的に毎日の食事が楽しくなったし、何より、お料理する時のモチベーションの源になっています。料理しながら「あのお酒に合いそうだぞ」とか「あの器に盛り付けたら映えるかも〜♪」のように、美味しい想像を膨らませながらワクワクと作っています。

以前はワインやウイスキー、焼酎やカクテルを楽しんでいましたが、お料理と合わせる楽しさは日本酒で花開いたというか。

わたしは市民農園で畑をしているのですが、いろんな種を蒔いて野菜を育てていると「うちの畑にはこの野菜があっている（よく育つ）」というのが分かってくるのです。そんなふうに、“わたし”という土壌でいろいろな種類のお酒を楽しんだ結果、日本酒が花開いたのかなと思っています。

もちろん、それまでのワインやウイスキーなんかのお酒が、大事な肥やしになったのは言うまでもなく。今ではこんなにも食事とお酒のマリアージュを楽しめるようになったのだから。

聞いた話によると、日本人は“ご飯＋お味噌汁”のように、口の中でそれぞれの食材を合わせてハーモニーを楽しむことが出来るのだそうです。なので、お料理を口に入れつつ、お酒をいただくと……美味しさの次元が上昇します！

「美味しいね」というお料理も、お酒を一緒に合わせると「美味しーーー！」に生まれ変わるのです。

お刺身やお寿司なんかが分かりやすいのかもしれません。

魚は日本酒で美味しさが上昇する率が高いです（自分比）。魚の脂を日本酒が調味してくれると思っていまして、それはもう調味料のごとくです。たとえて言えば、お刺身にお醤油とワサビを付けていただくのと同じ感覚で、日本酒を合わせるとさらに美味しくなること間違いなしなのです。

味わうことを楽しむ、それだけで人生が幸福だなあと、日本酒が教えてくれました。

わたしが最近いいなあと感じたマリアージュは、とある鯖寿司のお店にて。
小さな店構えなのでテイクアウトがメインなのかな？　店内の小さなテーブル席でいただいたのですが、鯖寿司を注文した時に、メニューに日本酒があるではないですか。しかも、ドリンクは日本酒１種類のみ！　まず、この潔さに痺れましたね。そして、その日本酒が「SABA de SHU」と言う鯖専用日本酒。

実は、この日本酒はいつも行く酒屋さんにあり、知ってはいたのですが、なんとなく手にしたことがなかった銘柄。それがなんのご縁か、鯖寿司のお店で出合うとは、これぞ引き寄せと言うものなのでしょうか?!

思わずオーダーしてしまった鯖専用日本酒は、升に入ったコップに並々と注がれていて、なんともあっぱれな気分。それを鯖寿司と合わせると「う〜んいい感じ」と思わず目を細めてしまう。お酒の旨みが鯖の脂と心地よく溶けあってる！　たしかに、鯖専用だわと唸ってしまいました。しかもお酒がよく冷えていてそれもよかったのです。

最近の密かなこの感動体験は兵庫県丹波篠山市にあるお店「焼鯖寿し山本くん」にて。ずっとSABA de SHUがおいてありますように。鯖寿司と日本酒、美味しかったなあ、また行きたいです。

その後、馴染みの酒屋さんで「SABA de SHU」を買ってしまったのは、言うまでもなく自然な流れでしょうか。鯖の塩焼きに合わせたり、お刺身に合わせたり、お料理がさらに美味しくなることはもちろん、味わって、次に合わせるお料理を考えるのが本当に楽しい！

デザインがバラバラの器やお猪口をあえて集める

日本酒のいいところはまだまだありますよ〜。

なんといっても、器を選ぶ（集める）楽しさ。日本酒が好きになってから、豆皿や小さな器を集めるのが特に好きになりました。

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