はじめに
第1部 日本サッカーに足りないもの
中途半端>徹底>バリエーション
第1章 日本サッカーと世界の「差」
~「ロストフの14秒」で見逃され続けた視点~
1‐1 ロストフの14秒に隠されたもの
1‐2 原則―判断・能力―現象
1‐3 「原則」の話が足りない
※Live-1 「本田圭佑のコーナーキック」という議論
1‐4 「原則」があれば改善点がクリアになる
※原則1「数的フリの状況で3人を守るとき、『ペナルティエリア5~10M手前』に下がり、真ん中の選手がボールを取りに出る」原則
1‐5 「原則」を押さえた長友佑都の判断
※原則2「斜めに走ってくる選手に対しては、その選手の後ろに選手がついていく」原則
1‐6 なぜ、走っても追いつかなかったのか?
1‐7 ロストフの14秒は防げたのか
1‐8 「サッカーの原則」とプレーモデル
※Live-2 「ロストフの14秒」への疑問
第2章 原則は何を変えてくれるのか?
~世界から見た日本サッカー~
2‐1 自分で判断し、結果に責任を持つ
2‐2 いい指導・批評には「選手の頭の中」がある
2‐3 スペインの小学生がやっていること
※対談 ×坪井健太郎「日本サッカー界の課題」
ーチャンスは偶然だったのか?
ー「10~15分」で一度目の見極めが必要
ー「2対1」は7歳で学ぶもの
ー個人戦術3つのポイント
ー立ち返る場所はあるのか
ー求められる「指導者」の質
2‐4 「原則」を分解する
2‐5 「原則」はどうやって使うのか
2‐6 「原則」への疑問
第3章 サッカーの原則
~こうなれば、こうなる。とその先~
3‐1 ピッチにおいての「こうなれば、こうなる」
※原則3「ボールを受けるときに正面からアプローチを受けない」原則
※原則4「『攻』から『守』を早くするためには『相手の横にいない』原則
※原則5「相手の攻撃がいいと、横幅68Mを4人じゃ守れない」原則
※原則6「低い位置の守備は、ディフェンスラインの5人目が誰か決めておいた方が良い」原則
※原則7「高い位置の守備は、ボランチが誰にいくか決めておいたほうが良い」原則
※原則8「ボールに近い選手はボールに向かって真っすぐ向かわず角度をつけること。そのとき、ボール保持者がフリーなら、マーカーの横より前に立つこと」原則
※原則9「近くと遠くに選択肢を持つ」原則
※対談 ×大島僚太「選択肢を増やす立ち位置とは」
3‐2 サッカーは連続するもの
※対談 ×遠藤航「前からプレッシャーに行くときの決め事」
※対談 ×鎌田大地「立ち位置を見つける」
第2部 チームビルディングと言語化
現場にどう落とし込むか
第4章 現場にどう落とし込むか?
~言語化は必要なのか~
4‐1 現場における指導者が提示すべきもの
ー準備期間1日の「対バルサ」
ー「ねー、ガンちゃん?」
ー子どもたちの「対バルサ」
4⁻2 わたしは「言ってない」
4⁻3 ポステゴグルーとロティーナのチームビルディング
4⁻4 名将はどのくらい言語化しているのか
※鼎談 ×羽生直剛・阿部勇樹「オシムサッカーを言語化する」
ー「せざるを得ない」練習のオーガナイズ
ーはっきり言われていたのは「責任」
ー練習に「ボードはない」
4⁻5 リーダーが示すべきものとは
第5章 選手は言葉でプレーしない
~どうすれば伝わるのか~
5⁻1 天才的なプレイヤーの頭の中
※鼎談 ×本山雅志・野沢拓也「天才を言語化する」
ー位置取りがぴか一だった野沢
ーポジションがぐちゃぐちゃでも成立していた理由
ーサイドハーフの守備論
ー下りなくなった理由
5⁻2 言語化されるほど「気持ち悪い」選手
5⁻3 「偽サイドバック」の勘違い
5⁻4 「5レーン」と「ハーフスペース」
※live-3 結局、ハーフスペースとは何なのか
5⁻5 必要な言葉を見極める
第6章 コンセプトワード
~躍動するサッカーの論理的な作り方~
6⁻1 それで、結局どうする?
6⁻2 判断は選手の特権である
6⁻3 内田篤人の頭の回し方
※対談 ×内田篤人「サイドバックを言語化する」
6⁻4 コンセプトワードを組み合わせる
※対談 ×柴崎岳「ゲームメイカーを言語化する」
6⁻5 サッカーにおける「言葉」と「監督」
おわりに