先月9月21日は「世界アルツハイマーデー」、来月11月11日は「介護の日」です。
シンクロナスではいま、「介護」をテーマにした特集に取り組んでいます。
今回、NHK「あさイチ」のサブキャスターなどを務めるフリーキャスターの駒村多恵さんと、若くして認知症の父を介護した経験を持つハリー杉山さんのおふたりに、ご自身の介護体験を語っていただきました。
駒村さんは32歳のときにお母さまの病気に直面し、以来19年にわたって在宅介護を続けています。一方、ハリー杉山さんは、パーキンソン病と認知症を患ったお父さまと向き合ってきました。
おふたりのお話を聞いていて感じたのは、「介護はドラマだ」ということ。
「なにかおかしい」と感じながらも現実と向き合えなかったときのこと、病気がわかった日のこと。戸惑いながら始まった介護。うまくいかなくて途方に暮れた日もあれば、そんななかでも笑いあえる出来事ももちろんあるわけです。
親子関係について、「親はいくつになっても親にとって子は子である」と言います。たしかに私自身のことを振り返っても、親は老いてもなお、良くも悪くも子のことを気にかけてくれます。
でも介護が始まると、それまで自分を守ってくれていた親を、今度は自分が守る側に回ることになります。親は親でありつつも、役割が少しずつ入れ替わっていくなかで、戸惑ったり、寂しさを覚えたり、これまでとは違う親子の関係を見つけたりすることも事実かもしれません。
介護は決してきれいごとだけではありません。しんどいことも、思い通りにならないこともメンタルがやられる瞬間もあれば、これまで家族として積み重ねてきた時間があるからこそ生まれる葛藤や笑い、愛情もある。もちろん、尊重されるべき介護される側の意思やプライド、尊厳もあります。
おふたりのお話を聞きながら、介護とは、その人と家族が歩んできた人生そのものが映し出される時間なのかもしれないと思いました。だからこそ、ひとりひとりにそれぞれの「ドラマ」があるのかもしれません。
そんな介護のリアルをおふたりの言葉を通してお届けできればと思っています。
特集がアップされましたら、改めてお知らせさせていただきます。乞うご期待!