先日、上野の国立科学博物館に行ってきました。
特に目当てを決めずに館内を巡るなかで印象に残ったのが、「日本人と自然」の展示です。旧石器人から近世人まで、時代ごとの暮らしを再現した模型が並び、そこにはたびたび人と一緒に犬がいました。
解説によると、縄文時代には犬を埋葬することもあった一方、弥生時代には食料にもなったそうで、少し切ない気持ちに……。同じフロアには、忠犬ハチ公の剝製もありました。展示を追ってみると、犬はこんなにも長く人の暮らしのそばにいるんだなあと感じます。
他にも馬や牛、鶏、金魚など、人と関わってきた動物が展示されていました。が、普段から猫と暮らしている身としては、猫がいないことが気になります。
その後、世界のさまざまな気候帯にすむ動植物の展示で、ようやく猫を発見。マングローブ林にすむベンガルヤマネコの剝製です。野性味はありながらも、イエネコの品種のベンガルにもよく似ていて、家で飼われている猫にも野生の面影が残っているのかもしれないと思いました。
今回見た博物館の展示では、人の隣よりも野生の中にいるほうが似合っていた猫。いつか、人と猫が暮らした歴史の展示も見てみたいものです。
(編集・谷本)