長寿番組の打ち切りラッシュが止まりません。

昨年11月に放送50年『くいしん坊!万才』が終了したほか、19年続いたトーク番組『ボクらの時代』、 歌手の和田アキ子さんが司会を務める放送40周年バラエティ番組「アッコにおまかせ!」もまもなく幕を下ろします。

若年層を中心にテレビの視聴時間・習慣が減少している『テレビ離れ』。その波を痛感せずにはいられませんが、昭和生まれの自分はいまだテレビっ子です。

MY録画機能番組をチェックすると、『徹子の部屋』(1976年2月〜)『ファッション通信』(1985年11月〜)『渡辺篤史の建もの探訪』(1989年4月〜)。『ベストヒットUSA』(1981年4月〜)……なかなかの長寿番組好きです。

『billboard TOP40』(1983年10月4日〜)も、『ベストヒットUSA』同様、スタート当初から見ていた愛すべき番組です。ビデオジョッキーの中村真里さんの早口ナレーションも楽しみの一つ。テレビ神奈川放送なので、東京・町田市から引っ越してからは録画リストから外れましたが…。この番組は、14年前に「同一ビデオジョッキーによる最も長寿な音楽番組」としてギネス世界記録に認定され、今も記録を伸ばし続けているそうです。

1979年にスタートし、今年で101回目を迎えた 『全日本仮装大賞』もお気に入りの一つ。昨年の収録時、知り合いからチケットをもらって初めて観覧したのですが、なんと常連の人たちの多いことに驚きました。欽ちゃん&香取慎吾さんのトーク、出演者との掛け合いも絶妙! 放送ではトーク部分が大幅にカットされていますが、番組の醍醐味は間違いなくこの「フリートーク」にあるでしょう。

ちなみに、過去イチ終わって残念だった長寿番組はテレビ東京で1968年から88年まで20年間放送された『三菱ダイヤモンドサッカー』。

この番組で、サッカー実況アナウンサーの草分け・金子勝彦さん、解説を務める岡野俊一郎氏(前JFA会長)の名コンビが誕生します。

サッカー専門誌『サッカーマガジン』が1966年に月刊誌として創刊された2年後のことです。

当時、世界のサッカーの映像を見る方法は三菱ダイヤモンドサッカーの1択でした。

視聴率は1~2%の間を行ったり来たりする中で、日本で初めて海外サッカーの映像を放送し、停滞する日本サッカー界に刺激を与え続けたわけですから、のちに金子勝彦さんが「ダイヤモンドサッカーがなかったら、日韓W杯開催もなかった」というのも納得です。

サッカー少年だった私は、毎週土曜日の夕方になるとスーパースターやスーパープレーの数々に、文字とおりテレビ画面の前に釘付けでした。

「サッカーを愛するみなさん、ご機嫌いかがでしょうか」。

実況の金子勝彦さんの挨拶を聞くたび、「今日はなんの試合が観られるのか」とワクワクしたものです。

開始当初は1時間番組でしたが、最終的には30分に短縮されましたが、たった30分されど30分ーー。

今週は前半、来週は後半を放送する。1週間も経つと前半のスコアさえ忘れてしまいそうですが、停滞する日本サッカー界に刺激を与え続けてきた、私にとって忘れられない愛すべき長寿番組です。

みなさんにとっての「忘れじの番組」は何でしょうか?