この間、知人と話していてふと「悶えるくらい美味しかった食事ってある?」と聞かれました。その時うまく答えられなかったんです、美味しい食事を沢山食べてきたはずなのに……。

旅先の名物料理も、星4つがついてるお店のごはんも、その瞬間は「うま!」ってなるのに、時間が経つと忘れてしまう。食の記憶は思ったよりもすぐ薄れていってしまってもったいない。

でも覚えている食事といえば、母の料理の味は残っています。たとえば母が作るコロッケ。

自炊を始めて気づいたのですが、あれ、作るのめんどくさいですよね。私が慣れていないのもありますが、じゃがいも茹でてつぶして、具を炒めて混ぜて、成形して、衣つけて、揚げて……って工程が多すぎませんか?(加えて付け合わせのキャベツやらスープやらも必要)

だからこそ、コロッケが出てくると、味だけでなく作った人の手間も考えて食べてしまいます。図らずもより美味しく感じられる気がします。

悶えるほどの食の記憶はまだ少ないけれど、 日々感じた「美味しい!」を大切にストックしていきたいなと思います。

編集・竹内