先日、「ベッキーのごじあいLIFE」にご出演いただいた岩木みさき先生が主宰する味噌講座を受講してきました。
先生にご出演いただいたのは、去年の6月。その時から旅行に行く度にご当地の味噌を購入するほど、奥深すぎる味噌沼にどっぷりはまっています。
拒食症と過食症という自身の経験を糧に、食にまつわる仕事として料理研究家を目指した岩木先生。
取材中、私が特に驚いたのは「高校生のときにやりたいことを100個書き出し、それを20代半ばですべて達成した」というエピソード。先生の優しい雰囲気とは裏腹に、目標を着実に達成する行動力と、内に秘めた強い芯がとても印象的でした。
そんな岩木先生の念願でもある味噌講座。取材から少し時間が空きましたが、ようやく参加できる日がやってきました!
当日は料理スタジオに数人が集まり、味噌の原料である大豆、麹、塩を使って、発酵直前までの工程を全員で行いました。

工程の一つである大豆をなめらかにすりつぶす作業は、体重をかけて行うなかなかの重労働。他の受講した方と「これ結構大変ですね」「つぶすの上手ですね」「大豆きれいですね」なんて言い合いながら、美味しい味噌ができるように一つ一つの手順を丁寧に作っていきます。
途中、全材料をいれていた袋が破けるというハプニングがありつつも、なんとか自分だけの味噌が完成しました。
しかし、味噌は発酵食品なので、仕込みが終わっただけでは完成ではありません。これから数か月間、自宅で発酵を進める必要があります。置く期間が長くなるほど味が深まり、自分好みの味噌に育っていきます。(詳しくは本編で!)
私のお味噌の食べごろは約2.3か月後とのことだったので、少し暖かくなってきた4.5月には食べられるそうです。
初めての味噌作りを終えて、改めて気づいたことがあります。
それは、「一生懸命作れば作るほど、目の前の味噌に愛着が湧く」ということ。さらに、「材料一つとっても簡単には作れない」ということです。
手をかけた分、「ちゃんと育って(発酵して)くれますように」という気持ちでいっぱいです。3か月後、手塩をかけて育てた私の味噌を食べた時、一体どんな感情になるのかが楽しみです。

編集・竹内