『母子ふたりの親子留学』の連載コンテンツも、あとわずか2回で終了というところまできました。まだまだたくさんの情報を伝えられると思っていたのに、全24回がこんなにあっという間だとは!
さて、今回は親子留学、単身留学を問わず、カナダ留学を考えている人が気になるであろう治安やドラッグなど「カナダのデメリット」と言われるウワサは本当なのかについて、私的見解を書いてみようと思います。また、子供が安心して暮らすために、気をつけるべきことも書きます。
そしてこれらの話の前に、カナダの賃貸について1点ニュースがありますので、それについても触れておきます。
移民局のルール変更により、渡航者が減少中。家賃の上昇率も鈍化!
これまでの記事では、カナダの大半の地域で家賃が年々高くなっていて部屋を借りるのが大変だということを書いてきました。そして、最近の移民局のルールの変更……。カナダへの渡航を考えている人にとっては大変な局面を迎えていたのですが、なんと母子留学を検討されていた方にとっては意外な追い風が!
それは、学生ビザの発給数を制限したことで渡航人数が減り、家賃の上昇率が抑えられたのです。
「rentals.ca」のレポートにはこのように書かれていました。
幸い、高校生までの学生ビザの発給ルールは今のところ制限が設けられていないので、母子留学、そして単身留学者はこれまで通り、留学が可能です。
このまま家賃の上昇が抑えられたら、親子でも渡航がしやすくなりますね。
カナダのドラック問題、大麻問題。子供に影響はあるのか
カナダについて調べたことがある方なら、危険薬物や大麻合法の話を聞いたことがあると思います。実態がわからない分、カナダで生活するのにどれくらい影響があるのかについて不安に感じられるかもしれません。
そこで、私たち親子が2年ちょっとバンクーバー郊外に住んで、ドラッグや大麻についてどんな感情を抱いているのかについて書いてみようと思います。
先に大麻について。
カナダは大麻が合法とされている国です。外務省のホームページにあるように18歳以上(地域によっては19歳)であれば所持や使用の一部が認められています。詳しい情報はカナダの公式ホームページ「大麻に関する法律と規制」のページで見ることができます。
私たち親子が自ら大麻を売っている場所などに近づかなかったとしても、だれかが吸っている大麻のニオイがベランダをつたって部屋に流れ込んでくることがあります。なので、...