器や台所道具、毎日の食卓——。「hibi hibi の日々」で綴ってきた暮らしを、66ページの小冊子にまとめました。連載1周年を記念して、小...続きを読む
金木犀の香りに鼻をクンクンさせる季節。
山の上のほうでは、桂の葉っぱが黄色く染まり、焦がしたアーモンドのような香りに、山の上でも鼻をクンクン。
嗅覚がとても忙しい季節です(笑)。
そんな秋も深まるころ。おのずと、おうち時間をゆっくりと楽しみたくなります。
というわけで今回は、おうちの中のわたしの好きなもの代表「カゴ」についてお話しさせていただけたらと思います。
わたしにとってカゴは、ただそこにあるだけで心が和むアイテムなのです。自然の素朴オーラが醸しだされていて、目に入るたびにホッとするというか。
とにかく、昔からカゴが大好き。
20年愛用する竹カゴ。「カゴ好き」はじまりの話
きっかけは一つのカゴを手に入れたことでした。
というのが、以前にもここでご紹介したことがある、わたしが暮らしの道具好きになったきっかけの「クロワッサンの店」で手にした長野県の根曲竹のカゴです。
この一つのカゴがきっかけで、カゴの愛らしさにハマってしまう……。
なぜなら、1Kの一人暮らしの部屋にちょこんとそのカゴがあるだけで、その場の空気をやわらかくしてくれるのですから。
小さな食器棚の上に炊飯器を置いていたのですが、その隣にカゴを。食器棚の上でご飯をよそっていたので、ふりかけ類を収納するカゴにしていました。
カゴ目の美しさ、丁寧な縁の処理、そしてわずかにたわんでいるカタチなんかがなんとも愛しくて。
カゴひとつで、なんでもない日常の時間に彩りが生まれて。気持ちが豊かになるのを感じました。
それから、手仕事の道具を少しずつ集めることが喜びになりました。
ちなみに、きっかけのカゴは今はお猪口入れとして愛用。20年くらいのときを経て、いい飴色のカゴに育っていますよ。
大切な日々の晩酌時間のスタートは、このカゴから。
手仕事の美しさに惹かれて
さて、わたしのカゴ選びのポイントは「揺らぎ」...