『月刊アートコレクターズ』9月号を買いました。特集は「猫は最高傑作である」。
普段、美術雑誌を手に取ることはあまりないのですが、日頃から見ている猫写真家の沖昌之さんのSNSでこの特集を知り、表紙の作品に描かれた猫の美しい毛並みに惹かれて、すぐに購入しました。
特集タイトルは、レオナルド・ダ・ヴィンチの言葉として伝わる名言「ネコ科の一番小さな動物、つまり猫は最高傑作である」から取られているそうです。
誌面には、作家へのインタビューや研究者の寄稿に加え、猫を題材にした多彩な作品が掲載されていて見応えたっぷり。ページをめくっていると、猫と暮らしていると見覚えのある姿や表情も見つかります。
まだ一通り眺めただけですが、特に印象に残った作品は、小熊香奈子「おめかし」と、山田貴裕「ここをキャンプ地とする(炊飯器の上)」です。
「おめかし」は、猫の背中の毛並みがとにかく美しい作品。姿見で自分を見つめる様子に、時々同じようなことをするうちの猫を思い出し、微笑ましくなりました。
「ここをキャンプ地とする(炊飯器の上)」は、まずタイトルが面白い。大きく描かれた猫の顔が、やけに自信ありげに見えてかわいらしいです。炊飯器ではありませんが、洗濯機の上に陣取るうちの猫も、よく似た表情をしています。
飼い猫を眺めていると、ふと「なんて美しい生き物なんだ」と思ってしまうことがあります。飼い主バカ? きっと猫飼いにはあるあるだと思いたいです……。今回の特集に掲載された写真や絵画、立体作品を通して、猫のかわいい瞬間や面白い瞬間をたっぷり味わい、改めて猫という生き物の美しさを噛み締めました。
(編集・谷本)