ギレルモ・デル・トロ監督の『フランケンシュタイン』を映画館で観てきました。

11月7日からはNetflixでの配信が始まるそうで、上映館もあまり多くないのですが、映画館のスクリーンで見ることができて大満足!

このために、東京・菊川にあるミニシアター「Stranger」に初めて行きました。オシャレなカフェ併設で、こじんまりしたシアターも座り心地が良く、集中して映画を楽しめました。

当日の上映作品のフライヤーが貼られた看板。
墨田区菊川のミニシアター「Stranger」、入り口には上映中ラインナップの看板。
ET、中トトロ、大きなまっくろくろすけのようなもの、のぬいぐるみ。魔女の帽子をかぶっている。
カフェカウンターには、ハロウィン仕様の映画キャラクターたちがいました。

※以下、映画の内容に触れているのでご注意ください!

元々個人的に原作小説に思い入れがあり、予告編を見たときから絶対に観に行きたいと思っていた本作。とはいえホラー映像があまり得意ではないので、グロかったり怖かったりしたらどうしようと不安もあったのですが、ほとんど杞憂でした。理不尽な悲劇や暴力的な狂気は(想像していたよりは)控えめで、主人公・ヴィクターと彼が造ったクリーチャーとの“親子関係”に焦点が当てられたヒューマンドラマになっていたように思います。

終わり方は原作とはかなり印象が違ったのですが、なんだか晴れやかな気持ちになる綺麗なラストシーン。次回作として新しいダークヒーロー映画が始まりそうなくらい……なんて思ってしまいましたが、そこも私は好きです。

その他にも、実験室のアイテムやギミックのワクワクする世界観! ヒロイン・エリザベス(と“伴侶”)を巡る改変がロマンティック! デル・トロの「クリーチャー愛」を感じるクリーチャーの愛おしさとかっこよさ! 序盤から最後まで印象強い「名前」のこと……

と、語りたくなることはたくさんありますが、キリがなくなりそうなので抑えておきます。

印象的な美しいシーン満載の作品なので、配信だけではなく、機会があればぜひ映画館で観ることをおすすめします!

(編集・谷本)