栗山英樹が残したい「監督」としての「経験知」
自分が「変わらない」でいるために。そして、野球界のこれからの
ために、目指すのはひとつの「監督のカタチ」の提示である。
監督とは普段どうあるべきで、悩んだ時に何をすべきか、すべき
でないのか。監督、指導者といった野球に携わる方たちにとって「一
生のヒント」になれば、これほどうれしいことはない。」(はじめに)より
栗山英樹監督としての集大成刊行――。
シーズンごとに振り返った累計15万部超えの5冊『覚悟』(2012)、『伝える。』(2013)、『未徹在』(2015)、『最高のチームの作り方』(2016)、『稚心を去る』(2019)に加え、新原稿「監督のカタチ」を含む10万字を加筆。
監督になって知った「監督の役割」「監督と人事」「監督と選手」「監督の資質」など後世に残したい経験知をまとめた848頁にわたる大作。
初めて明かす栗山にとってのキーマン、大谷翔平のすごさ、そこからの学び方。迷った時、必ずそのヒントが示される指導者必携の保存版。
まさしく、『文字に活かされた』12年の監督生活でした。だからこそ感謝を表す意味でも、その経験を『活字』として遺すことは自分の使命なのだ、その思いで記しました。
『監督の財産』の一部を無料公開中
メジャー史上6人目となる快挙「40-40」(40本塁打、40盗塁)を達成し、ついにはメジャー史上初の「50-50」まで視界に入ってきた大谷翔平。日米を震撼させる男は、幾度となく「前人未踏」の領域にその歩を進めてきた。
日本シリーズが終わったとき、このチームに足りないもの、これから必ず必要になる3 つのものをはっきりと感じた。そこで僕の講義では、それらにつながる話を中心にした。その3つとは、
◆ 【848ページ!】SNSで話題を呼ぶ、栗山英樹『監督の財産』はどんな本なのか?
◆ 【集中連載・栗山英樹の監督録1】2012年、監督1年目。優勝争い「人生50年いまほど必死になったことはない」
◆ 【集中連載・栗山英樹の監督録3】2013年、監督2年目。「クソ生意気な選手をどうするか?」
◆ 野球場を作った栗山英樹、自然から学んだ選手マネジメントの肝